2006年12月28日

ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち
製作年: 2003年
製作国: 日本
時間:  116分
監督:  犬童一心
原作:  田辺聖子
脚本:  渡辺あや
CAST:  妻夫木聡
     池脇千鶴
     新井浩文
     上野樹里
     大倉孝二
     荒川良々
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田辺聖子の短編小説で、「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心監督が2004年に妻夫木聡、池脇千鶴主演で映画化した作品なのだ

ネタバレしてたらごめんね!

大学生の恒夫(妻夫木聡)は、雀荘でアルバイトしていた。
お客の話題は、明け方にボロボロの乳母車を押して歩く謎の老婆の事。乳母車の中には何が入っているのだろう?ミイラ?ヤク?・・・

ある日の明け方、アルバイト先のマスターの愛犬の散歩に出かけた恒夫は、坂の上から乳母車が走ってくるのに遭遇。

その乳母車がガードレールに衝突!

恒夫は乳母車に近寄り中を覗くと、包丁を持った少女が・・・

その少女は、あの噂になっていた謎の老婆の孫で、生まれつき脚が不自由なジョゼ(池脇千鶴)だった。

恒夫は乳母車を押して老婆とジョゼの住む家に行く。そこで朝ご飯をごちそうになるが、その料理が格別に美味しい。

この出来事がキッカケで恒夫とジョゼとの交流が始まり、恒夫はジョゼの不思議な魅力に次第に惹かれていくのだが・・・・・。

ふとしたキッカケで恋に落ちていくごく普通の大学生の男子と、不思議なオーラを持つ脚の不自由な女の子を描いたピュアで切ないラブストーリー作品なのです。

この作品は良かったです!

ジョゼと恒夫が恒夫の実家へ車で行こうとするのだが、初めて見るものにはしゃぐジョゼ(今まで学校にも行った事がなく、ほとんど外に出た事のない)に恒夫は初めは嬉しがっていたが、やがて苛立ってくる。そんな恒夫の心境の変化がリアルに伝わってくる。自分が恒夫だったらどうするのかな?とオイラは考えた。

途中で立ち寄った水族館が休みで、「なんで休みなんだよ〜」と怒っているジョゼがなんとも可愛らしい。ジョゼにとっては生まれて初めて入る水族館。それも好きな恒夫と一緒に見られる魚たちを楽しみにしていたんだろうなと思うと、切ない。

一方、恒夫は電話で弟に「仕事で急に実家には行けなくなった」と伝えるが、弟からかえってきた確信をつかれたセリフに見せた顔の表情からジョゼへの気持ちが離れかけているのが感じられる。

車は恒夫の実家までたどり着くことなく、途中で「海が見たい」とジョゼが言い出す。
まぁジョゼは恒夫の心境の変化を感じて「海が見たいと」言ったのかはわからないが、オイラはそんな感じがした。

ジョゼと恒夫の恋のほとんどが、この目的地にたどり着けないドライブに集約されているのだと思った。

最後に恒夫がジョゼと別れ、その直後、道路にしゃがみ込み泣くシーンがあるのだが恒夫にはいわゆる“障害者”と付き合っていく上での覚悟が無かった。「ジョゼから逃げ出した罪悪感」を感じたのであろう。

恒夫と別れたジョゼは電動車椅子で街を歩き、家で1人で料理を作っているのだが、その表情は、前よりも活き活きしている。
映画の初めの方でジョゼが料理を作っている時の表情とは違うのだ。
その表情の変化から、恒夫との恋愛がジョゼに確かな変化を与えたことが分かる。

他の見どころとしては、妻夫木聡、池脇千鶴の濃厚なキスシーンと池脇千鶴のヌードかな?それと「のだめカンタービレ」の上野樹里のキスシーン?

とにかく妻夫木聡、池脇千鶴の演技は本当に良かったと思う。
オススメです!

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posted by シュレック千葉 at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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